2.下端の調整
下端の平面を調整するときは、鉋身(鉋刃)を8割程度入れた状態で調整します。
鉋身(鉋刃)が入ることで下端にアタリが出ますのでこの部分を削り落とします。
鉋仕立ての画像(上部)のように用途に合わせ「荒仕工」「中仕工」「上仕工」の形状になるように、立ち鉋(台直し鉋)や鑿でそぎ落とし調整してください。
鉋下端の対角、平行左右と中心に下端定規ストレートエッジ)を当て繰り返しの調整を行い正確な下端を作ってください。ある程度落としたら試しに削ります、当たりがあると下端の当たる所は光沢が出ます、これが無くなるまで削り落とします。繰り返し調整して仕上げれば必ず「削れる鉋」が生まれます。