鉋の仕込み その一

用意するもの、スピンドル油やマシン油(油なら良い)、金属やすり、鑿、玄翁。

1.刃の出し入れがきついときは
鉋身(鉋刃)が鉋台に当たる鉋の表なじみ部分に、油を塗り鉋台に軽く叩き込みいったん鉋身を抜く、
表なじみに鉋身の当たる部分に黒い当たり痕がつきます。
適度に表なじみの当たり痕の部分をヤスリでこするか、鑿の刃を直角にあて少しずつそぎ落とします。

表なじみの油が染込んだ黒い部分が取れたら、再度同じ作業を繰り返すことにより、鉋身が8~9分どうり入るようになれば表なじみの調整は終わりです。

あまり表なじみを削り過ぎると、ゆるくなってしまいますので慎重に行ってください。また、使っているうちに緩くなった時は、表なじみにペーパー(はがき等)を糊や接着剤で貼り鉋身を入れたまま固め、再度表なじみの調整をしてください。
押さえ溝は鉋身が左右に少し動くことを確認してください。動かない場合は押し溝を鑿で少しずつ削ってください。

鉋の仕込み