裏金(裏刃)「たかが裏金されど裏金!」
「たかが裏金されど裏金!」
新潟与板 鉋鍛冶水野清介師が、大鉋と同じく一枚々鍛錬に製作したものです。強度に優れた鋼を鍛造刃として、それをもっと硬く鍛えてあり優れた裏金(裏刃)です。
「たかが裏金されど裏金!」
裏金は、逆目を止めるために工夫されたもので、鉋にとって重要な役割を果たすものであり、ついていれば云いというものでもありません。逆目というのは木目に逆らって削っていくことで、刃先で削るより先に鉋屑の力で材が引き起こされ割れて(先割れという)、削り面より深くキズが残っていくことを云います。裏金の役割は、鉋身ですくい取られた鉋屑がすぐに裏金の研ぎ落とした刃先にあたり折れ曲がり、材を引き起こす力がなくなり逆目が起きなくなります。ゆいに大切な役割を持つ裏金は、鉋身同等あるいはより以上のものを使用することをお薦めします。
- 高炭素鋼白紙1号
- 寸四(60mm)、寸六(65mm)、寸八(70mm)、寸八(80mm)用。他のサイズにつきましてはオーダーをお受けします。但し、お時間を頂くことになりますので予めご了承下さい。
- 寸法、仕上げ等は手作りのため多少異なります予めご了承下さい。