大鉋 家光「 無心 」(むしん) 黒仕上げ/白樫台 完全直使い
大鉋 「 無心 」は、鉋身「黒仕上げ」による無の表情に、忍ばせた切れが技に鋭く対応する定番の鉋。「我を忘れて打ち込む」という銘を揺るがさない切れ味は、新潟与板鉋鍛冶水野清介師の手により別注製作。鋼は安来鋼青紙1号を用い一心に鍛錬したもので、地金は生地で研ぎやすく普段使いの癖のない評判の良い鉋です。鉋台は、新潟三条の台打名工 猪本 功師が精魂こめて仕込んだ逸品です。
■鉋の「完全直ぐ使い」とは、鉋台の調整、鉋身の研ぎ、試し削りをして、使う人が鉋の仕立てをしなくとも直ぐ使えるようにして発送します。但し、硬めに仕込んでありますので予めご理解の上ご使用下さい。
鉋の豆知識■掘掘口は包み口/白樫台:寸四(60mm)寸六(65mm)寸八(70mm)
※大鉋「無心」を赤樫台でとのご要望をお受けできます。鉋台を普通口に、あるいは仕込みを、9分仕込みとのご希望の場合はお問合せ下さい。
■標準在庫は完全直ぐ使いです。9分仕込みの場合は、ご注文後約10日間程度いただきます予めご了承下さい。
■写真の色と実物の色は、多少異なる場合がありますので予めご了承下さい。
■鉋身裏に「えくぼ」のような表情を持つものがある場合があります。これは鍛接途上の熱影響により地金(和地)素材が想像をしない変化をし、雰囲気のあるものを生み出したものです。鉋身としての不良品ではありません予めご理解下さい。
■研ぎ角度は約27~28度で仕上がっています。用途好みにより角度を仕立ててください。
■仕込み勾配は、8分5厘(約26.0度)で台仕込みしてあります。
■鉋身(刃)勾配参考
・ 8分(24度)勾配:一般材と硬木を両用
・8分5厘(26度)勾配:一般材と硬木を両用
・9分(27度)勾配:硬木専用で薄削りには不向き
■鉋の「完全直ぐ使い」とは、鉋台の調整、鉋身の研ぎ、試し削りをして、使う人が鉋の仕立てをしなくとも直ぐ使えるようにして発送します。但し、硬めに仕込んでありますので、硬くて叩くのが心配の方は、ノミなどで決して直さずに鉋刃の背中側に油を塗って、叩けるところまで入れ順々になじませてからお使いください。
■油台は、鉋台に油を浸み込ませて発送します。(鉋台に、油を含ませることのより鉋台の割れ止めと、鉋台の滑りがよくなり鉋台の減りを抑えることができます。