広葉樹の「 砥石台 」付き(要、不要選択)

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大正本山(京都)を中心とした天然砥石の中から、「鉋や寸八」が厳選したものだけを提供いたしております。天然の砥石には独特の琢磨性というものがあり、比較的、硬く、粒度が細かい石で人気の「中山」、正本山の真祖である尾崎、800年ほど昔に京都で最も初めに発見された砥石山(巣板最強の石)「奥殿山」。浅黄にすこし風の入った「戸前」、最も硬い石が取れる山として有名で、手にはいらないといわれる「鳴滝向田」、地を引く浅黄石が多い中稀に出る極上石の「大突」、バラエティに富んだ、硬さ、粒度、色物を産出する「菖蒲」等の、研ぎに優れた砥石の山々から産出された日本を代表する天然砥石です。

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天然砥石「不定形こっぱ&尺物」

不定形こっぱは、原石の形により四方側面を切リ落し形はまちまちですが、尺物ものなら桁違に高額なものも、お手ごろ価格で入手できる「出来型小端」は特に魅力!
※尺物とは、縦216mm×横70mm以上のものをいい、元来からの砥石仕立てで作られた価値ある高級な砥石です。

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天然砥石 「こっぱ皮つき」

出来型こっぱのように、原石の四方側面を切リ落とさず、原石を割ったもので皮(側面や裏肌の部分)付きと呼ばれております。こっぱ皮付きは原石ならではの歴史の表情と、自然の趣むきが限りないこだわりの逸品となります。尺物ものなら桁違に高額なものも、お手ごろ価格で入手できる「小端皮付き」はお薦め!

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学校教材用 天然砥石 「こっぱ」

学校教材用として、半ダース(6枚)以上で格安提供。専門学校あるいは職業訓練校等の生徒さん向け天然砥石。現在では、天然砥石を採掘している山はほとんど無くなりましたが、古来より世界に誇れる日本の刃物文化を支えてきた天然砥石は、あらゆる刃物にとって欠かせない道具です。天然砥石ならではの独特の研磨力で、刃の表面を硬くする硬化作用により、切れ味は鋭く耐久性に優れ、地金と鋼が、刃紋を曇るように美しく浮き立たせて綺麗に研ぎ上がります。この最良の天然砥石で「研ぎを学ぶ」ことは、日本の誇れる技術者生む基礎として重要なことです。ゆいに、上質な京都「西の山」「東の山」産の天然砥石を教材用としてご利用いただきご高評をいただいております。
概ね平均サイズL150mm×W90mm×t20mm

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外丸豆砥石(天然砥石、人造砥石)

内丸鉋刃、木彫り鑿、彫刻鑿、彫刻刃外丸の刃裏用砥石(中研ぎ用は人造砥石、仕上げ砥は天然砥石)です。内丸鉋刃あるいは木彫り鑿、彫刻鑿、彫刻刃外丸の刃裏研ぎは、普通の砥石を利用してサイズを小さくし、自分の刃物に合ったRに加工して使用しております。この砥石はR面加工が付されたうえ小さく抜群に研ぎやすい砥石です、大きな砥石を切り落とすなどせず、R面加工もせずに使用できます。サイズも3mm(R10)~30mm(R80)までの9種類の中砥、仕上げ砥と取り揃えてあります。
超お薦め!他の刃物用の豆砥として利用できます。

広葉樹の「 砥石台 」付き(要、不要)

※「砥石台」は接着させていません。台張りはする!しない!お好みに合わせてご使用ください。

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天然砥石の雰囲気をさらにお洒落に演出する「広葉樹の砥石台」。ご注文で「要」の場合は、板厚約22mm前後と研磨が安定して行えるものを台張り(接着)せずお付けします。但し、広葉樹の材種(楢、タモ、楓等の指定はできません予めご了承下さい。天然砥石の形状に合わせた概ねサイズのものを準備させていただきます。天然砥石は形状がまちまちで砥石下端も変形している場合もあります。

砥石を固定する場合は、鉛筆等で形取りして、鑿や彫刻刃等で座りよく掘って接着剤(市販のコンクリートボンド等)で固定して下さい。 

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必ず一読ください!!

天然砥石市販品は、「砥石平面」がでておりません。このままの状態で刃物を研ぐと刃こぼれを起こす場合があります。「鉋や寸八」の天然砥石は使う人の身になって「平面だし」を行い、「研ぎテスト」を行い「完全直ぐ使い」状態で、提供させていただいております!

※砥石山の刻印がある場合は、刻印を落とさぬよう砥石の面だしは行っておりませんので、ご使用前に必ず面だし作業を行ってください。
※刃物研磨の際は、常に砥石の平面を出してご使用下さい。

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天然砥石の平面だし

■最初に電着ダイヤモンド砥石#150ないし、人工砥石(キング砥石、セラミック砥石等)#300の荒砥で荒研ぎ、次に#800の荒砥で荒研ぎ、仕上げに人工砥石(キング砥石、セラミック砥石等)#1000の中砥で中研ぎ、水を流しながら(右上画像参考)軽く「8の字」を描くようにして作業を行えば、スムーズに面だし行えます。
■常には、中砥(#800ないし#1000)で平面出しを、必ず行ってご使用することをお薦めします。

アイウッド社製の格安 電着ダイヤモンド砥石(#150、#800) キング砥石 SHAPTON シャプトン社製 セラミック砥石(#1000)

■天然砥石での鉋、鑿、その他刃物のスタンダードな研ぎ

①荒研ぎ:欠け刃の修正は人工砥石(キング砥石、セラミック砥石等)#120~#320の荒砥で欠け刃を修正します。
②中研ぎ:次に人工砥石(キング砥石、セラミック砥石等)#1000前後で整えます。
③仕上げ研ぎ:最後に天然砥石仕上砥で仕上げる。

通常は、2、3の順に進めると良いと思います。

キング砥石 SHAPTON シャプトン社製 セラミック砥石(#1000)
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砥石養生剤・剥離接着補修剤

砥石養生、剥離接着補修、柄の紐巻き定着剤、油壺目止に。水性、無臭のウレタンでもアクリルでもない浸透収縮性養生材。剥離した石でも強力に接着します。
ご使用の際は、使用する部分のゴミ汚れを除去し、砥石養生剤を2~6に倍希釈して刷毛等で塗ってください。乾燥時間は約5~30分です、重ね塗りもOKです。コーティング部分にわずかな弾力が生まれ滑りにくくなります。

油壺目止め:油壺の内側に養生剤を塗りますと、コーティングされ桐に油が染込みません。

■柄のもち手紐巻き定着剤:鋸や玄翁、槍鉋の柄を籐以外で巻く場合これを上から塗りこみますと、撥水、防汚、耐久性が向上します。

■水性/液容量50CC入り:普通希釈3~4倍で、砥石約100個ぐらい目安となります。

砥石養生材
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取り扱い注意点

■万が一目に入った場合、速やかに水を掛け洗い流してください。
■ふたを開けたままで放置しますと養生剤は凝固しますので、ご使用後速やかに栓をしてください。また、直射日光の当たるところに長時間置くことは避けてください。
■刷毛(はけ)は、ご使用後水洗いを行ってください。
■一度乾くと水でも油でも溶けませんが、刃物で切ったり削ったりはできます。